こんにちは、あほろです。
本日は「実例紹介!そらのま・インナーバルコニーの魅力とデメリット」と題しまして、ヘーベルハウスで注文住宅を建てた筆者が、実体験からなぜ「そらのま」に魅力を感じているのか、その理由をデメリットとともにお伝えします。
- 注文住宅を検討中の方
- モデルルーム、住宅展示場でインナーバルコニーに興味をもたれた方
- ヘーベルハウスが候補に入っているけど、「そらのま」ってほんとに必要?って悩まれている方
のご参考になると思いますので、ぜひご一読下さい。
私は3年前に旭化成ホームズ・ヘーベルハウスで注文住宅を建築。ヘーベルハウスを選んだ理由の一つが「そらのま」+「アウトドアリビング」でした。アメリカを凌ぐバーベキュー文化をもつメキシコ出身の妻と、そこに魅了された私にとってドンピシャなコンセプト。
迷わず採用し、3年たった今でもフルで使い倒しています。
「そらのまを作っても使わなくなる。スペースの無駄」という声も口コミサイトで見かけますが、わが家には全く当てはまりません!
そんな「そらのま」に魅了されている私たち夫婦が、わが家の事例・写真とともに魅力を語っていきます。
なお、「そらのま」を含む注文住宅におけるオススメ設備・仕様は下記記事にルームツアー的にまとめておりますので併せてご覧いただけると幸いです。
■自己紹介
私は仕事の関係で住んでいたメキシコで、現在の妻と出会い、結婚。今は日本で一緒に暮らしている普通のサラリーマンです。自己紹介については以下記事にまとめておりますので、ぜひご覧ください。
そらのまとは?ヘーベルハウスのインナーバルコニー
HEBEL HAUS HPより
「そらのま」とは
「そらのま」は2階リビングの天井を「ひらく」という発想で、そらとゆるやかにつながり、心地よい光や風をとりこんで、室内と同じように使えるオープンエアのマルチスペース。使い方はアイデア次第。リビングにも、ダイニングにも、キッチンにも、庭にもなる、自由な空間です。 (HEBEL HAUS HPより)
部屋から出っ張っている通常のバルコニーと違い、部屋の間取りの中にバルコニーを埋め込む「インナーバルコニー」です。
「そらのま」の名称はヘーベルハウスのものですが、インナーバルコニーを採用できるハウスメーカーはもちろんヘーベルハウスだけではありません。
ただ他社に比べ、ヘーベルハウスが全面的に押しているため、インナーバルコニー=ヘーベルハウスの「そらのま」、というイメージが強いのではないでしょうか。
ヘーベルハウス以外でご検討されている方は、以降は「そらのま」≒「インナーバルコニー」と置き換えてお読みいただければと思います。
実例紹介!そらのまの魅力
そらのまの魅力・メリット
気軽に屋外生活を楽しめる!
そのままですが、これこそ「そらのま」「アウトドアリビング」の醍醐味です。
壁とルーバースクリーンに囲まれているため、プライバシーは確保しつつ、風や太陽を感じながら過ごすことができます。
日差しや風をダイレクトに受けないので、庭や屋上よりも快適に過ごせるのがポイント!
ちょっと朝のコーヒーを飲んでもいいですし、ランチにサンドイッチを食べるのもいいですね。
お子さんがいる方はプールで遊ぶのもいいかも。なんならご両親も周囲の目を気にせず水着になってしまいましょう!!
天気のいい日はハンモックで読書なんかもオツですな
それでもやはり、王道はBBQ!
昨今のコロナ禍での巣篭もり生活もあり、天気がいい日はほぼ毎週(笑)なにかしら外で焼いていたとおもいます。
キッチン・リビング直結なので準備が楽!冷蔵庫でキンキンなビールもをすぐ取りに行けます。
もちろん屋外なので部屋に匂いが残る心配もありません。
これが庭だったら、人の目が気になったりしてしまうかもしれませんが、その心配もなし!
リビングに採光+開放感
壁やルーバースクリーンに囲まれているため、カーテンは基本閉める必要はありません。
そらのまの窓一面から光を取り入れられることで、リビング全体が明るくなりますし、窓を通して空間が広がることで開放感を演出してくれます。
洗濯物が干し放題!
日々の活用方法としてはこれが一番かもしれません。
そらのま全体を使えばまとめて洗濯した日もスペースに困ることはありません。
大型の物干し竿はもちろん、壁の間に紐を張っておけば、布団やタオル干し場になります。
洗濯物が多い日には室内用の物干しを置くことも可能です。
わが家はこれを購入して使っています。軽くて持ち運びが便利+スリム収納できるのでオススメです。
壁とルーバーで囲われているため、プライバシーが確保されており、下着を干すことに躊躇はいりません。直射日光を避けられるため衣類の傷みも軽減されます。
風が強い日もルーバースクリーンが吸収してくれるので、風通しはいいのにも関わらず、洗濯物が飛んでしまうことはありません。もちろんベランダから落ちてしまうリスクもゼロ。
ちなみにわが家は屋上への螺旋階段がついているので、ここにハンガーを引っ掛けたりもしていますので、まとめて選択した日も困ることはありません。
そらのまに合う間取り・生活スタイル
このような間取り、ライフスタタイルの方には是非採用を検討いただきたいと思います。
そらのま自体が2階(か3階)にあるので、リビングも当然そこに併設すべき。したがって1階リビングで2階にそらのま・インナーバルコニーは現実的でないかもしれません。もちろん設置することはできますが、足が遠のいてしまう可能性が高いです。
また「そらのま」のために、ひとつ5−6畳の部屋を潰すことになります。一般的な間取りだと、リビングの隣の客間や和室、または書斎が該当するのではないでしょうか。これが一つなくてもいい、というお家はぜひご検討下さい。
そらのまのデメリット・気をつけるポイント
デメリット
間取りやリビングのスペースが減る
上記の繰り返しになりますが、リビングの隣の客間や和室、または書斎としてこのスペースを使えません。もう一部屋分のスペースとは行かなくても、通常のバルコニースペースであれば、リビングをもう少し広くしたり、子供の勉強スペースを作れるかもしれません。それらを優先したい方にはそらのまはNGになってしまいますね。
掃除が手間
結構これを指摘されている口コミをみかけますが、正直わが家ではそこまで手間と感じていません。
たしかにリビングに直結しているので多少気にする必要はありますが、1,2週間に一度掃き掃除、2ヶ月1度タイルを掃除するくらい。わが家は超高頻度でBBQでつかっているためこのサイクルですが、そうでなかればもっと間を空けてもそんなに気にならないのではないでしょうか?
とはいえ、汚れが全くつかない!というわけではないので、気になる方は掃除が大変になってしまうかもしれないので注意が必要。
ちなみに私は2,3ヶ月に一度、オキシクリーン(必ず輸入盤!)でつけ置き+ブラシでこすって掃除をしています。
これが面白いように汚れが取れるので掃除が快感に。。。
価格UP&延床面積に含まれる
もちろん通常のバルコニーに比べて費用はかさんでしまいます。わが家ははじめから見積もりに入れてもらっていたので比較はできませんが、通常のバルコニーの倍以上でしょう。
また通常のバルコニーと違い、そらのまは室内とみなされ延床面積に含まれます。固定資産税等で多少不利に働くことになりますので注意が必要です。
そらのま検討の際に気をつけるポイント
HEBEL HAUS HPより
はじめに「そらのま」をいいな!と思ったのはモデルルームでみて、という方が多いのではないでしょうか。
ただし!
そこで設置されている上記写真のような、大型のアコーディオン窓(フォールディングウインドウ)は基本設置できません。特注でめちゃくちゃ高価or建築制約で通常サイズしかできない(それでも高い)ということになると思います。
また写真のようなリビングとフラットにするのも現実的には難しい。段差レスが特注になると思いますし(そもそも水はけ大丈夫?)、ウッドデッキもこれまた高価。
現実としては、通常の引き戸+段差あり+タイル になる可能性が大
また、この写真もそうですが、そらのまを壁やルーバースクリーンで覆わず、通常のベランダのように腰高までにしていたり、壁に窓枠のようなくり抜きをしているものがあります。
この場合、そらのまから外が見えるため、より開放感は増します。
ただ、好みの問題もありますが、そらのまを「リビング」として日常的に使う場合、「しっかり囲まれていてプライバシーが確保されていること」が大事だと個人的には思っています。そのメリットは上記で述べたとおり。
外の目が気になって結局使わなくなる、とならないように、さらなる開放感は求めすぎないことをオススメします。
そらのまに設置すべきおすすめ設備
最後にそらのまを設置される際に、同時に設置しておくべきオプションをご紹介します。
これらがあるとないとでは実際にそらのまを活用できるかに大きく関わってきますので、必ずチェックをお願いします。
軒(屋根)+ダウンライトを設置
天井部をフルに開放するのではなく、一部に軒・天井は必ず設置して下さい。
日差しの抑制になりますし、テーブルセット、BBQセット、物干し・ハンガー等を雨から守る役割にもなります。
そしてその軒・天井にダウンライトは必須です。
これで夜でも部屋のように過ごすことが可能になります。
追加して、(これは完全に見た目だけですが)その軒の部分を”木目調”にするのもかっこいいのでオススメですね。
ルーバースクリーン
この記事でも何度か出てきていますが、ルーバースクリーンとは上記の写真にあるような柵状の目隠しです。
これが本当に優秀。
プライバシーを保ちつつ、風の通りと開放感を与えてくれます。
別途記載したとおり、そらのまはプライバシーを保つため、壁で覆うことをオススメしていますが、一箇所はルーバースクリーンにしてください。
ちなみに外から見た時の外観のアクセントにもなってGoodです。
このように遠くからはモザイク状見えるため、よほど柵に顔を近づけない限り、しっかりと中を把握することはできません。
コンセント・水道の蛇口は必ずつける!
標準ではついてなかったような記憶が、、、。部屋にコンセントを付けないはずないですのでそらのまも同じ。
蛇口は掃除やBBQのときに重宝しますので忘れずに設定下さい。
物干し竿、天井フック
物干し竿は忘れる方はいないと思いますが、これもオプションだった気が、、、(勘違いだったらごめんなさい)。
またそれとは別に天井にフックをいくつかおいておくことをオススメします。
ハンモックをぶら下げたい場合、耐荷重の大きい物が必要ですが、通常のものであればそんなに費用は高くありません。
観葉植物ぶら下げたり、洗濯紐をかけて追加の洗濯スペースにできたり何かと重宝します!
(個人的には)窓にはカーテンではなくロールスクリーン
これはインテリアの話になりますので、好みの問題になりますが、そらのまの窓にはカーテンよりもロールスクリーンをオススメします。
そらのまは基本壁に覆われているため、カーテンをしていなくても外から見える心配はほぼありません。リビングの開放感もメリットのひとつなので、なるべくカーテンは空けておきたいですよね。
したがって何もなくてもいいのですが、外からの光の調整やよる光が外に漏れるのを防ぐため、ロールスクリーンを設置することをオススメします。
ロールスクリーンの場合、ちょっと光を抑えたいな、というときに上半分だけ閉めることができます。
なにより、開けているときに場所を取らないので、より開放感を生んでくれます!
(モノによりますが)カーテンより安価な場合が多いですしね。
後悔のない家造りをするためには、様々な選択肢をもってしっかりじっくり検討する非通用があります。特に「そらのま」のようなインナーバルコニーの設置検討には、導線や部屋の配置などをしっかりと考えていく必要があります。
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一方、デメリットとしては
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最後に
そらのま・インナーバルコニーが「趣味の間取り」であることは間違いありません。ご自身がマイホームに何を求めるか、で必要・不要は変わってきます。
私たちは、
「夫婦で長い時間リビング一緒に過ごしたい」
「手軽にBBQや外でのランチを日常に取り入れたい」
この2つが優先順位の最上位だったので迷わず採用をし、今でも使い倒しています。
後悔は全くしていないですし、逆に「そらのま」がなかったらマイホームの魅力が半減していたと思うほど。
皆様もご自分・ご家族がマイホームに求めるものをしっかり決めて、ご家族のためだけの素敵なマイホームをつくっていただければと思います。
この記事がその助けの一つになれればこんなに嬉しいことはありません。
下記にまとめております注文住宅に関する他の記事もご覧いただければ幸いです。
最後まで読んでいただき本当にありがとうございました。
以上!
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