こんにちは、あほろです。
本日は「値引きは?注文住宅の本契約前 細かすぎるチェックリスト」と題しまして、マイホームを検討している方に向け、本契約(最終契約)前にぜひチェックして頂きたいポイントを私の実体験からお伝えしたいと思います。
私は、3年前に旭化成ホームズ・ヘーベルハウスで注文住宅を建築。もちろん初めての住宅建築でした。結果として満足できるマイホームを建てることができましたが、良かった点・反省点がいくつかありますので、これから注文住宅を建てられれる方にはぜひ私の経験を活かしていただきたく、この記事を書いております。
- 注文住宅を検討中の方
- モデルルーム、住宅展示場に通いだした方
- 仮契約を済ませ、詳細仕様検討中。もうすぐ本契約を迎えそうな方
にぜひご一読いただきたいと思っております。
なお、仮契約前のチェックポイントについては下記記事にまとめておりますので、まだ仮契約前の方はぜひ先にこの記事をご覧いただければと思います。
■自己紹介
私は仕事の関係で住んでいたメキシコで、現在の妻と出会い、結婚。今は日本で一緒に暮らしている普通のサラリーマンです。自己紹介については以下記事にまとめておりますので、ぜひご覧ください。
注文住宅における本契約とは
注文住宅におけるおおまかな流れは以下です。
本契約とは、仮契約=ハウスメーカー決定後、詳細仕様を検討し、全ての仕様を確定させる「最終契約」です。仕様が確定するということは支払費用総額も決定することになります。
一応、本契約後の仕様変更も可能ですが、追加料金がかかってきたり、タイミングによっては反映不可になりますので、原則本契約を「最終確定」と理解しておいていいと思います。
本契約後は、工事の着工に入りますので、ここまでに外構工事をハウスメーカーに頼むのか、個別で業者に発注するのかも決める必要があります。
本契約時には基本値引き交渉は難しい
本契約時に値引きが難しい理由
みなさんが気になるであろう、値引きについてですが、基本的に本契約時には値引きは難しいと思っておいたほうがいいです。(端数は引いてくれますが)
なぜならばハウスメーカーにとって他社に発注されるリスクがほぼゼロのなかで、無理な値引き交渉に応じる必要はないからです。
大幅値引きを引き出すタイミングは本契約時ではなく仮契約時!
仮契約時の値引きを最大化する=本契約時に値引き交渉を不要にするための方法については下記記事にまとめていますのでぜひご覧ください。
簡単にまとめると、「できる限り仮契約時に必要な仕様を織り込んでおき、総額で他社と競わせ交渉。本契約での変更点を最小限にするべし!」です。
事前に「間取り・仕様を固める」ために、大手ハウスメーカー30社以上を含む600社以上のハウスメーカーの中から複数の間取りプランを無料で依頼ができる「townLife家づくり」がオススメです!
間取りプランだけでなく、資金計画や土地探しのサポートまで可能ですが、個人的に思うメリットは以下です。
後から「この間取りがいい!」となっても、追加費用が掛かったりタイミング的に不可能な場合もあります。”仮契約前に自分の理想になるべく近いものを作り込むこと”が大切ですので、「townLife家づくり」を活用しネット完結&自宅で落ち着いて検討できるのは凄いメリット!初めての家造り&人生最大の買い物ですので、失敗しない様上手く活用していきたいですね。
一方、デメリットとしては
ただし、住宅展示場で同じことを依頼するためには同様な情報を出さないといけない&その後の電話勧誘も結構ありますので、あまり個別のデメリットではないかな、と思います。逆に同じだけの数の会社から提案を受けようとすると展示場で回るのは3から5社が恐らく限界。ネットで完結できるメリット&自宅で落ち着いて検討できるメリットの方が大きい。
電話対応が面倒であれば依頼する際に要望事項に「電話での提案は不可。メールにてお願いします」と記載すればOK!
カタログだけで勧誘してくる会社、再度提案を依頼してそれでも変わらないのなら、お断りしてしまいましょう。
実際にハウスメーカーを絞って深く検討・交渉する際は展示場で営業マンと対面ですすめていくべきですが、しっかりと”相場観と自分の理想の間取りを持って”交渉に臨むメリットは計り知れません。
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それでも少しでも価格を抑えるために
上記の通り、本契約時には単純なお願いや交渉ベースでの値引きは難しいです。
ただ、だからといって、出てきた見積に何も手を付けずに判を押してしまうも問題です。
「お願いベースの交渉」以外にもコストを下げられるポイントはあります。
少しでも無駄なコストを払わないためのポイントを以下に詳しくしてまとめていきます。
本契約時のチェックポイント
もちろん最終確定なので”全部”ではあるのですが、個人的にチェックすべきと思うポイントをまとめました。
間取りやデザイン、設備をどう決めるかはそれぞれの好みになってしまいますので、その辺りは省略しておりますのでご了承ください!
参考までに私の好み・採用してよかったこだわりの仕様については下記記事に記載してあります。ルームツアー的に楽しんでいただければ幸いです。
1)【重要】仮契約時からの変化点・コストを総洗い
仮契約後、インテリアの細かい仕様を決めていったり、設備のグレードを変えたり、仮契約時から多くの仕様変更=コストアップ案件があると思います。
本契約時にこの変化項目別の明細を必ず要求してください。
私はここで結構揉めました。
ある程度まとまったレベルでの差分見積は頂けるのですが、項目ごとに何でいくら費用が上がったのかイマイチわからない。過去概算で見積回答してもらったこちらの認識と合わない。
担当営業の上司の方を通して、無理言って全明細を作成してもらったところ、
- 仕様を落としたマイナス分が漏れていたり
- こちらの要求仕様とは別に、仮契約時のハウスメーカー側での構造検討漏れによる追加費用が連絡なしに足されている
ことが判明。
もちろん前者は修正して頂き、後者も交渉によりほぼほぼハウスメーカー持ちとしてもらいました。(仮契約時に気づくことが不可能だとおもわれた点や、こちらのためを思って追加してもらっていたものは、一部こちらの費用持ちとしました)
この確認・交渉をするためにも、毎回の検討打ち合わせごとに打ち合わせメモを作ってもらい、そこで仕様変更依頼したものとその概算コストを紐付けて管理しておくことが必要です。ちょっと面倒くさいですが、数万円の買い物の家計簿をつけると思えば、できると思います!
- 必ず仮契約時からの費用変化点明細を要求すること
- その内容と自分の認識を照らし合わせて納得行くまで確認すること
2)予算オーバーしてしまった場合の対策案
インテリアカタログやモデルハウスを見ていくと、アレもほしい・これもかっこいいとなり、どんどんオプションを追加してしまい、気がついたら大幅予算オーバーとなってしまうことは少なくないです。
言うまでもなく、マイホームは人生で一番の買い物です。
金額の単位は十万円〜がほとんどでしょう。数千万円の買い物になると、感覚がおかしくなり、普段は千円以下の節約を頑張っていたはずが、「20ー30万円くらいならいいか」となってしまうことも少なくありません (これを「感応度逓減性」といいます)。
ハウスメーカーの営業も、100万円のオプションを「35年ローンで考えれば毎日のコーヒー1杯分以下ですよ」などのセールストークで高額なオプションをすすめてくるでしょう。
この人間の心理と営業のセールストークに載せられないことが重要です。
1万円はいつだって1万円ですので、「一生の買い物だから数十万円くらいいいか〜」と決めずに、本当に必要なものの優先順位をつけて、予算内に収めることは常に意識してください。
少しでも費用を抑えるために、”手間はちょっと増えるけど、結果は変わらない”アイディアとして、ぜひ以下2つはご検討ください。
①外構をハウスメーカーではなく、自分で業者に発注
基本的にハウスメーカーも地元の業者に発注するだけなので、出来栄えは変わらないためおすすめです。難しいポイントはいい業者を見つけること。インターネット経由で探したり、最近新築を立てた友人に業者を紹介いただくのもいいですね。(ハウスメーカー経由でも外構業者の名刺を持っている可能性大) いい業者であれば、ハウスメーカーとの調整もしっかりやってくれるはずですので、自分が連絡係をやる必要はなかったです。
デメリットとしては住宅ローンが使えない可能性が高いので、自己資金で支払う必要があることですね。頭金の一部をこちらにまわすと思えばあまり影響はないかもしれませんね。
施工主支給の活用
これは是非活用ください。取り付けはもちろんハウスメーカーがやってくれますので、自分で買って引き渡しするだけです。ものによっては同じものが30%以上安くインターネットで購入できます。楽天ポイントやクレジットカードポイントもたまりますのでおすすめです。施工主支給に向いているものは 1)照明 2)カーテン ですね。
現物を見て決めたいと思いますので、各メーカーのショールームをご見学されることをおすすめします。
私はコイズミのショールムで気に行ったものを決めて、インターネットで安く買い、楽天ポイントまでもらっちゃいました。ダイニングで使っている照明はこちら。レールタイプに4つ設置しています。和と洋がミックスした感じでお気に入り!
施工主支給とはずれるかもしれませんが、家具・家電も基本的には自分で買ったほうが安いと思うので、ハウスメーカー推奨を検討されている場合はしっかりと価格比較をしてください!
- 「十万円くらい〜」と安易に決めず、本当にこだわりたい優先順位をつけ、予算を常に意識。
- 少し手間はかかるけど、コストダウンの手段として①外構業者を自分で探す ②施工主支給 は検討
3)個人的!細かすぎるけど確認しておきたい詳細仕様リスト
最後に、超個人的になりますが、
- あんまり費用は変わらないけど、やってよかったちょっとした仕様変更
- もうちょっと考えておけばよかった、、、と少し後悔している細かい仕様
を一覧で紹介します。
キッチンコンロの油はねガードは全面に! | いきなり細かいですが、超重要です。特にオープンキッチやアイランドキッチンの方。コンロの前に油はねのガード・カバーが付いていると思いますが、すっきりした見た目重視でハーフのものにしていませんか?油は相当はねます!全面カバーするタイプを強くオススメします。
LIXIL HPより(リシェルSI) |
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照明は暖色か蛍光灯色か | 最近の照明はもちろんLEDタイプだと思いますが、基本は暖色タイプが人気ですよね。インテリアタイプ次第ですが、私も暖色系をオススメします。ただ、キッチンカウンターの真上のみ蛍光灯色を取り入れています。(ダウンライトを2列に配列し、個別にON/OFFできるようにしている)。蛍光灯タイプの方が食材がはっきり見えるのでオススメです。 |
ほたるスイッチ | ほたるスイッチとは、照明用のスイッチに小さいライトがついており、照明のON/OFFがひと目でわかるようになっているアレです。わたしはこの設定を完全に間違いました。ハウスメーカーが決めたものそのままにしていたのですが、マジで適当でした…。屋上のライト等ついているかどうかパッとわからないものはついておらず、リビングや寝室のメイン照明についていたり、、、。ぜひ皆さんはご自分の生活をイメージして設定してください!(まあ後からDIYで変更できますが、地味に手間とコストかかるので) |
曇り(すり)ガラスか透明か | これも地味に後悔ポイント。ちょっと光を多く入れたいかも、と道路に面していない方は透明タイプを選択しましたが、やはりプライバシーが気になってしまい、カーテンを閉める時間が長く、逆に光は入らない笑 光の透過性はほぼ変わらないので、プライバシー重視で曇りガラスをメインにしてもいいかもしれません。 |
一部の壁紙をちょっとアクセントを付けた物に変更 | これは妻のアイディアなのですが、取り入れてよかったポイントです。クローゼットやパントリー等の小さい収納スペースの壁紙を、メインの壁紙と変えてアクセントを付けるのはおすすめです。メインでは絶対選ばない柄がついているものでも小さいスペースだとアクセントとして個別のスペース感を演出してくれます。また標準外のかっこいい壁紙はメインとして使うと結構な費用がかかるので敬遠しがちですが、小さい収納スペースやトイレ等、貼る面積が小さければそこまで大きな差にはなりません。本格的な木目調も高いのですが、一部であれば取り入れられると思うのでご検討ください(我が家は備え付けの木製棚の裏側に本格木目調を採用しました。最後の最後に気づいて良かったです) |
細かすぎますが、ご容赦ください!もし、一つでも参考になれば幸いです。
まとめ
最後ににまとめです。
- 本契約とは全ての仕様・金額を確定するもの (原則変更不可)
- 値引きは基本難しいが、1)変化点のコスト精査はマスト。納得行くまですり合わせ 2)予算に収まる様、仕様の優先順位付け 3)外構業者自己発注+施工主支給でコストダウン検討
- 細かい仕様も漏れなくチェック。意外と後悔しちゃうかも?
ここまで数ヶ月〜1年かけて検討してきたご自身とご家族だけのマイホーム。最後のちょっとしたことで少しの後悔が残ってしまわないよう、この記事が少しでも助けになれば幸いです。
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