こんにちは、あほろです。
本日は「私がレバレッジNASDAQ100への投資を決めた理由」と題して、実際にレバレッジNASDAQ100、通称:レバナスに投資している私が、投資を決めた理由と長期投資への構え(難しさ)について、私個人の考えをまとめました。
当記事はレバレッジ投資に関する仕組みやノウハウをご説明したり、特定の銘柄購入を推奨・批判するものではなく、「私がポートフォリオにNASDAQ100レバレッジを組み入れた理由・考えを述べたもの」です。
(自称)リベ大生として、リベ大で注意喚起されれているレバレッジ投信になぜ投資しているかは説明しないといけない!という勝手な思いからこの記事を書いています(笑)
- レバレッジNASDAQに興味あるけど、両学長はオススメしないって言ってたのでどうしようかな、、、
- 最近流行りのレバナスに投資したいけどちょっと怖いな、、、
と迷われている方にとって、あくまでも一意見として参考になれば幸いです。
※この記事での「レバナス」は「NASDAQ100 2倍レバレッジ」のことを指します。3倍レバレッジ (TQQQ)等は含みません。また、ここでいうレバレッジとはレバレッジ投資信託であり、先物やFXでのレバレッジ、信用取引は含みません。
私は投資歴10年以上、個別株(自社株)を長期積立しコロナショック後の好調相場で高値売り切り。5百万円以上の利益を確定させ、現在は米国株中心のポートフォリオに組み替えて運用中です。
なお、現在の具体的な投資銘柄の紹介とともに、私の投資に対する考え方を下記記事にまとめていますので、よろしければぜひ事前に御覧ください。
また21年11月17日から新規運用開始される楽天レバナスについても下記記事にまとめましたので興味のある方はこちらも御覧ください!
私がレバナスへの投資を決めた理由
銘柄のリターンやメリデメを考える前に「投資の目的・目標額」を明確に!
株式投資において一番初めに考えるべきことは、銘柄のリターンやメリデメではなく、「投資の目的・目標額」です。実際、これが不明確なまま投資手法・銘柄のみを検討していた時は、色々なものに目移りしてしまい、投資の軸が決まりませんでした。
改めて決めた私の投資の目的は
「大切な妻ともっと自由な時間を多く過ごしたい」
60歳までサラリーマンとして働いて、妻と過ごせるのは週末とたまの大型連休のみというのは嫌だな、と。
そこで、投資の目的を「40台後半〜50台前半でサラリーマンを辞める”選択肢を持つ”ため」とし、目標金額を「8千万円以上の金融資産」としました。
この目的を達成するため、
- 資産の最大化を目的とする(自分のリスク許容度の範囲で取れるリスクは取る)
- 資産形成期のキャッシュインは不要。「今を楽しむ」ためのお金は「所得UP」で賄う
- 株式投資に使う時間は最低限に&トレードセンスはないので短期売買はしない
と決め、投資の軸をインデックス投資、それも長期の成長が一番見込めるであろう米国株インデックス投資に決定。
そのうえで、目標達成を早めるポテンシャルを秘めるレバナス(レバレッジNASDQAQ100)をポートフォリオの一部にを組み込むことを決めました。
リスク許容度と投資余力
個人的にはリスク許容度は比較的高めかな、と思っています
・比較的収入は安定+今後最低10年は給与が上る見込み
・投資可能年数は20年以上とまだ比較的若い(一般的には十分おっさん)
・投資経験は10年以上 (保有資産が半減以上する暴落を何度か経験済み)
・生活防衛資金+短中期で必要な資金+預金積立分は現金で確保済
・上記とは別に、暴落時の買増し用の現金確保済(個別株の売却益)
・家計管理ができており、必要な消費・浪費(ゆとり費)・貯金額を引いた投資可能額を把握済
・老後資金はつみたてNISA+αで確保見込み。公的年金と合わせて、老後生活が破綻することはなさそう
・夫婦二人、現時点子供なし。両親の老後・介護の資金的心配なし。
・持ち家購入済み。ローン残高結構あり。
なお、レバナス暴落時の買い増し分も含めて、15-20年の貯金・投資計画に占めるレバナス比率はMAX30%程度としました。
- レバナスがなくても生活&老後資金には十分な金融資産(貯金+株式他)の目処あり
- レバナスが暴落/レバなしと同等程度・以下のリターンの場合、退職を遅らせるだけ
→レバナスへの依存度を下げることで、暴落耐性を上げようという作戦です。これと上記のリスク許容度を考慮し、レバナスの大きなボラティリティ(価格変動幅)に耐えられる、と判断しました。
(もちろん将来会社が傾く等で、大きく給与所得が下がるリスクはありますので、その際は早期退職など言ってられませんね。そうなったときの構えの一つとして金融投資に加えて、収入の柱を増やす&ポータブルスキルを磨く活動を続けていきます)
なお、同じレバレッジ投信/ETFでも、分散が不十分・時価総額加重平均指数でないものは長期投資に耐えられるものではないと思っており、売買タイミングを計らなくてはいけない短期投資は私には向いていないので、ポートフォリオに組み込んでおりません。
賛否両論への私見→長期投資への構えは絶対必要
どんな投資にも賛否両論あり
まず、投資に正解はないのだから賛否両論あって当たり前、です。
投資目的・経済状況・その人の性格によって投資の正解は変わるのですから、人生いろいろ・投資もいろいろです。
他人がいい・悪いを指摘する話ではないと思っています。
もちろん投資をするための構え・準備には正解はあります。
元本保証!毎月配当!自動売買!裏技!を謳う投資詐欺のような不正解ももちろんあります。
それぞれの目的・状況に応じて選択した投資手法・銘柄選択に対して、論評するのはナンセンスですし、ましてや人格否定までする人たちは無視していいと思っています。
ただ、感情的に反論する代わりに、自身の投資目的とリスク許容度を今一度振り返ることは必要だと思いますので、考える機会をいただきありがとう〜くらいに受け取っておきましょう!
レバレッジ投信を長期保有するのは思うほど簡単ではない
レバナスは長期保有できれば高い確率でレバ無しより高リターンを見込めると思っています。
ただ、この”長期保有できれば”、が簡単そうに見えてそうではない。
リターンは2倍にならないですが、ボラティリティ(変動幅)はちゃんと2倍ありますので、長期保有・長期積立が難しい商品であることは間違いないです。
そこで重要となってくるのが「リスク許容度」。
極端な例ですが、レバナス集中投資!のひとのなかでも、
Aさん :色々な投資を経験した上で、株式はレバナスに集中投資。それ以外に現金や不動産+安定的な高収入があり
Bさん :一攫千金を夢見て生活防衛、余剰資金が不十分ななかで株式デビュー!銘柄はレバナス一択!
どちらの方が長期保有できる可能性が高いかは明白ですよね。
”ガチホールド”は意思だけでなく、投資経験(暴落耐性)と精神的余裕≒資金的余裕が必要なのは間違いないと思います。
また、今はNASDQAQがイケイケですが、今後暴落は数回必ず来ますし、短期・中期的には、ほかの指数や新興国が、NASDQAQ指数を上回る状況が必ず来ます。
Twitter、Youtubeで、
- ナスダックはおわこん
- 〇〇に投資しないなんて馬○
- レバナス民息してる〜?
- 今〇〇に投資すれば資産○倍は間違いない
という声が溢れるでしょう。今回のNASDQAQ好調時にレバナス投資を始めた人(←私)はそれでも浮気せず、愚直に積立継続できるでしょうか?(レバナスが直近で”儲かっている”から始めたのでは?)
追記:22年の米国株は調整局面入りでのスタートですね。弱気相場における心構えを整理してみましたのでご参考まで。
通常のインデックス投資より「売り」が難しい
資産形成期の前半に暴騰が来た場合は、まだ資産額もそれほど多くない+今後盛り返すでしょう、と積立継続or追加投資できる人は多いかと思います。
が、資産形成期後半、目標金額の達成目前に大暴落!資産はどんどん目減りしていき、10年以上かけて作った資産が20%、40%、60%減となっていく。この状況に耐えられるでしょうか?利益確定の全売りが頭によぎることはないでしょうか?
きっとレバナスは回復も早いのでいずれ戻ると思いますが、3年以上かかる可能性は十分あります。その時に余裕資金やリスクヘッジ資産無しで耐えられるか。資金不足or利確のために、暴落時に多くの資産を取り崩してしまえばレバナスの旨みはなくなってしまいます。
これらの難しさを理解し、その解を自分の中でしっかり持っておくこと。そうしないと、期待したリターンを将来得ることは難しいと思われます。だから賛否両論が渦巻いているのでしょうね。
(おまけ)リベ大 両学長の注意喚起について
投資SNS(の一部)で「リベ大 両学長はレバレッジ反対派だーー!」と騒がれています。
両学長は、ご自身でもおっしゃっている通り、リベ大の株式投資動画は基本「投資初心者向け」を前提としています。なので「(目先の爆益だけを見た)レバレッジ投資を勧めない」は全くもって正しいと思います。
当ブログでも再三お伝えしている通り、
- 投資を始める前に「生活防衛資金」の確保と「短中期で必要な現金確保の目処」をつける
- まずは老後資金確保として、税制優遇:つみたてNISA等を活用し「定額つみたて投資(ドルコスト平均法)」(オススメ投資対象は全米・S&P500か全世界株式)
- これ以上の余剰資金で行う投資は「投資の目的」と「リスク許容度」に応じて決定
この大原則はどんな投資手法を選ぶにせよ常に同じです。
直近の右肩上がりの相場をベースとした高リターンだけに目を奪われてレバレッジ投資に手を出してしまう人を増やさないためにも両学長の動画は有意義だと思いました。
そもそもレバレッジ投信/ETF自体を完全否定するものではなかったですよね。
一貫して、自分が何をしているか理解しているのか、それが目的とあっているのか(目的を明確にしているのか)のメッセージを出されていたと理解しています。
レバレッジ投資のことを
- リベ大両学長は レーシングカー
- レバナスの伝道師 風丸さんは 新幹線
と例えておられました。どちらも言い得て妙ですが、自分で乗りこなすんだ、という意志を伝えている学長の例えが個人的にはよりしっくりくりきます。特急料金(割高な信託報酬)を払えば自動的&安全に目的地まで到達!とは行かないですからね。
あ、もちろん風丸さんの例えを否定しているものではもちろんありません!!笑
高いリターンのために比較的高い費用(信託報酬)を払うのは必要経費であり、それを理由に投資すべきでないと判断するのはおかしい、トータルリターンでみるべきだ、は全くその通り。(レバナスの運用資産がどんどん増えているので、大和アセットさんが信託料金を下げてくれることは大歓迎ですが)
最後に
今回の記事は自分の頭の再整理と自分への戒めを込めて書きました。
今レバレッジ投信に投資されている方にとっては、そんなん言われるまでもないわ、という話だったと思います。
こんな自分のための記事ですが、投資判断に迷われている方の参考の一つになれば幸いです。
私もレバナスの爆発力に期待して投資を続けますが、これだけで人生逆転!!とはせず、5つの力を均等に伸ばしていくことを忘れずに頑張っていこうと思います。
以上!
最後までご覧いただき、ありがとうございました!
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