こんにちは、あほろです。
本日は「国際結婚の実態!メリット・デメリット3選」と題して、私の超個人的見解を述べさせていただきます。人生いろいろ、夫婦もいろいろ、国際結婚もいろいろですので、あくまでも一個人の見解とご理解いただければ幸いです。
まずはじめに簡単に自己紹介させてください。
私は仕事の関係で住んでいたメキシコで、現在の妻と出会い、結婚。今は日本で一緒に暮らしている普通のサラリーマンです。5年以上「国際結婚」を継続しておりますので、超個人的な見解ではありますが、
- 国際結婚にちょっと興味ある
- 外国人と結婚してみたいけど実態のところどうなんだろう?
と思われている方の参考になれば幸いです。
自己紹介詳細については、もしよろしれば下記記事もご覧ください。
国際結婚のメリット3選
メリット① 当たり前のことが幸せに?
- 例えば、私の好きな日本食を外国人の妻が美味しい!と感動してくれた時。
- 例えば、いつの間にか妻が覚えていた日本語でコミュニケーションが取れた時。
こういった小さなことで喜び合えることは幸せだ、と日々感じています。
妻が初めて日本にきてまだ数ヶ月のこと。私の誕生日にサプライズでケーキを買ってくれたことがありました。もちろんそれだけで相当幸せモノだと思えますが、当時妻はほとんど日本語が話せない状態。そんな中、私が会社に行っている間、自宅から自転車で20分くらいかけて初のケーキ屋さんに突撃!カタコトの日本語で私の名前の入ったメッセージチョコを注文してくれたようです。もちろんサプライズなので私への事前の相談や質問なしで。彼女にとっては結構な冒険だったと思いますが、私のために頑張ってくれたことがすごく嬉しかったことを覚えています。
パートナーが異国で頑張る姿に幸せを感じられるのは国際結婚のいいところかな、と思います。
メリット② ストレートな愛情表現ができるように?
私を含む日本人男性の大半は、欧米スタイルのストレートな愛情表現が苦手、というかできない方が多いのではないでしょうか?最近の若い方々はわかりませんが、少なくとも私の同世代(30代)より上の方は、、、、。
「愛してる」、「綺麗だね」なんて言えるはずもなく、日々の感謝の気持ちすらちゃんと口に出して伝えることができない方もおられると推測します。
もちろん、今の妻と一緒になる前までは私もそうでした。
が、慣れとは恐ろしいモノで、今では日々一緒に暮らしていく中で、文字で起こすことすら恥ずかしい言葉を口にし合うことが普通になっています。これは自分の中で一番の驚きかもしれません。
口に出さなくても伝わる、ではなく、しっかりと口に出すことで、日々のコミニュケーションが円滑になることを身をもって体感できていますね。
メリット③ 思いやり・助け合いの精神で関係強化?
私がメキシコで暮らしているときは、小さいトラブル(メキシコではもちろん日常茶飯事!)の対処を今の妻にだいぶ助けてもらいました。
今は逆に妻が外国である日本で暮らしています。まだまだ日本語は堪能では無いですし、彼女にとって初めてのことばかりです。
日本人同士であれば問題ですらないことも、二人にとっては一つ一つが小さなチャレンジです。お互い助け合い生活していくことで、夫婦の関係は強まっていると実感しています。
(番外編)夫婦別姓問題は発生しない?
昨今、世間や国会で騒がれている夫婦別姓問題。その是非はここでは置いておきますが、実は国際結婚には基本この問題はありません。結婚しても、基本的にはどちらも元の姓そのままになります。なので彼女の名前を見ただけでは私の妻であるかどうかは全くわかりません
(申請すれば日本人の姓を外国籍の夫・妻のものに変える事も可能ですが、なかなかハードルは高い模様。我々はこの申請をしていないので詳細は割愛します)
国際結婚のデメリット3選
デメリット① 質問攻めにうんざり?
グローバル化が進んだとはいえ、ここは愛すべき島国、日本。まだまだ国際結婚は一般的ではありません。
友人や同僚に妻が外国籍だと知られると、決まって同じ質問です。
- どうやって付き合ったの?
- なんで結婚しようと思ったの?
- 普段は何語で会話しているの?
もう今ではテンプレで回答&スルースキルが身についていますねw
デメリット② 家族・親族問題
二人が結婚すると決めても、お互いの家族が国際結婚に理解があるとは限りません。
また、国際結婚するということは、一方、または双方の両親・家族から離れて暮らすことになります。
妻の母国・メキシコでは家族の絆、特に母親との絆が非常に強い。母親と離れて暮らす、何かあってもすぐ駆けつけられない、というのは大きなビハインドです。
それでも私との結婚+日本で暮らすことを認めてくれた妻の家族、お母様には感謝しかありません。
デメリット③ 各種手続きがめんどくさい!
しょうがないですが、なんとかならんのか、、、と毎度思わざるを得ません。
・ビザの申請・更新 ・・・ この詳細は別記事にて
・役所、会社関係、金融手続き ・・・ 基本フォーマットが外国籍を想定していません。ミドルネームって記載するの?どこに?? 名前はアルファベット?かたかな?? 印鑑がないとだめ?(まあ作ればいいのですが、あの小さい丸に入る外国人の名前ってあります??結局未だ作っていません)
とはいえ制度上の明らかな差別や不利はありません。マイナンバーカードは持てますし、銀行口座も開設できます(手続きが楽、印鑑不要なネットバンクがおすすめ)。細かい困りごとも周囲の方々が不慣れな妻を親切に助けてくれます。なんだかんだ日本っていい国だなーって思ったりします。
(番外編)パスポート
結婚してもお互いの国籍はそのままです(別途国籍変更手続きをしない限り。もちろん簡単ではありませんが)。つまりパスポートもそれぞれの国のまま。夫婦で旅行に行く場合、世界最強の日本のパスポートのパワーを使えない可能性あり。メキシコのパスポートではビザなし渡航ができない国が結構あるのです、、、。なんならアメリカすら、、、、。
結論:結婚生活において大切なことは「国際」かどうかは関係ない!
ここまで書いておいてなんですが、結局、
結婚生活において大事なことは「国際」であろうがなかろうが同じ
だと私は思っています。
上記のメリットを「大切なこと」、デメリットを「大変なこと」に置き換えてみると、
メリット⇨「大切なこと」
- 結婚生活において大切なこと① 「日々の当たり前のことに幸せを感じる」
- 結婚生活において大切なこと② 「感謝の気持ち・愛情を言葉で伝える」
- 結婚生活において大切なこと③ 「相手のことを思いやる気持ち」
いずれも欠かすことはできません。
デメリット⇨「大変なこと」
- 結婚生活において大変なこと① 「質問攻め」
⇨これは新婚さん皆さん誰もが経験してますよね。残念ながら?、そのうち何も聞かれなくなります。 うちも同じです
- 結婚生活において大変なこと② 「家族・親族問題」
⇨どうしても相手方のご家族とソリが合わなかったり、結婚により実家から離れてしまう等の問題は少なからずあると思います
- 結婚生活において大変なこと③ 「手続きが煩雑」
⇨結婚して性が変わったことにより、役所関係や銀行、会社での申請etc。自分だったら一体あと何を変更すればいいのか、、と途方に暮れてしまったかもしれません。必要なものを一つずつ新たに申請していく我々のほうが楽だったかもしれないですね。
このように結婚生活において大切なこと、大変なことは国際結婚だろうがそうでなかろうが同じだと言えると思っています。
今後の人生を共にしたい、と思った人が外国籍だったかどうか、それだけの違いかな、と。
ネットでたまに見かける「外国人と結婚がしたい!」は順番が違うのかな、と思ったりもします。
「属性」を先に決めてしまうと本当に出会うべき人に出会うチャンスを逃してしまいます
私はそもそも結婚願望はなかったのですが、今の妻と偶然出会い、ずっと一緒にいたいと思いました。そのための「手段」が国際結婚でした。逆に言えば「国際結婚なんか絶対しない」と決めつけていたら、今の妻との生活はなかったことになります。
一つ違和感があるのは「国際結婚のメリット!」で調べると出てくる「異なる価値観の交流」について。
そもそも一般的に、離婚の原因の一番は「価値観のすれ違い」ではないでしょうか?
もちろん生まれ育った国という大きなバックボーンの違うので、違っていて当然なことは多々ありますし、上記の通りそこが面白さでもあります。が、核となる価値観【人生の優先順位、大切にしているもの、お金・時間の使い方etc】が同じでないと、国際結婚であろうがなかろうが、長い間人生をともにするのは難しいと、私は思います。
長々と書いて、結局何が言いたいかわからなくなってきましたが、、、
国際結婚であろうと、そうでなかろうと大切なことは変わらない、という話でした。
とはいえ、私と暮らすために、妻は母国と家族と離れるという大きな決断をしてくれました。これには最大限の敬意を払わなければなりません。
したがって
「ずっと一緒に幸せな時間を過ごしていく」
これを忘れずに二人で過ごしていきたいと思います。
国際結婚夫婦のごくごく一事例として、参考になれば幸いです。
以上!